マクロン大統領、安全上の懸念あれば会場変更も パリ五輪開会式
発信地:パリ/フランス
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【4月15日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は15日、安全上の脅威が生じた場合、今夏のパリ五輪の開会式会場がセーヌ(Seine)川からスタッド・ド・フランス(Stade de France)に変更される可能性があると述べた。
マクロン大統領は仏ニュース専門局BFMTVや国内ラジオ局RMCのインタビューで、選手団が艀(はしけ)でセーヌ川を下る代わりに、式典を「トロカデロ(広場<Trocadero Square>)」の建物に限定するか、「あるいはスタッド・ド・フランスに移すこともできる」と語った。
ウクライナやパレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)での戦闘が激化している中、大会組織委員会は7月26日の開会式が標的となったとしても、別会場に変更される可能性をこれまで否定していた。
大統領は「この開会式は世界初だ。私たちにはできるし、やるつもりだ」としつつ、会場を変更する「プランBやプランCがある」と述べ、「リアルタイムで分析を行う」と付け加えた。
またマクロン氏は、パリ大会期間中の五輪休戦に向けては「あらゆることを行う」とコメントしている。(c)AFP