【4月日10 AFP】航空機大手ボーイング(Boeing)の旅客機「787ドリームライナー(787 Dreamliner)」の組み立て工程に問題があるとする内部告発を受け、米連邦航空局(FAA)が調査に乗り出した。当局者が9日、明らかにした。

 内部告発に踏み切ったのは同社で10年以上勤務しているサム・サレプール(Sam Salehpour)氏。同氏の弁護団が公開したFAAの文書によると、787型機の組み立て工程が一部「短縮」されたことで部品が早期に「疲労破壊」を起こす可能性があり、「破滅的な事故」につながる恐れもあるなどと同氏は警告した。

 弁護団は、ボーイングが安全より利益を優先していると非難。また、内部告発を受け、サレプール氏を「777」型機部門へと強制的に異動させる報復人事が行われたと主張している。

 これに対しボーイングは、787型機には「揺るぎない自信」があるとするとともに、報復人事を否定した。

 上院の国土安全保障・政府活動委員会のメンバー、リチャード・ブルーメンソール(Richard Blumenthal)議員の報道業務担当者によれば、上院調査委員会は17日、787型機の安全性をめぐる公聴会を開催する予定。(c)AFP/John BIERS