【4月3日 CGTN Japanese】中国中部の湖北省地質科学研究院が2日に明らかにしたところによると、同院の研究チームはこのほど、湖北省鄖西県北西部で地質調査を実施し、典型的なデボン紀のサンゴの化石を大量に発見したということです。これは、高くそびえ立つ山として知られる秦嶺山脈が、山脈を形成する以前は広大な海水に覆われていたことを示しています。

 今回サンゴの化石が発見された場所は陝西省と湖北省の境にある「鄖西大梁」という地域で、別名「湖北大梁」とも呼ばれています。秦嶺山脈の重要な一部を成し、湖北省と陝西省の間に東西に長く横たわっており、全長は60キロ、標高は最高1832メートルで、両省の地理上・気候上の境界線となっています。

 湖北省地質科学研究院古生物化石研究センターの趙璧主任によると、今回「鄖西大梁」で発見されたサンゴの化石は主にデボン紀中期から晩期の粉状・微結晶の凝灰岩の海成層に存在したもので、10種類以上のサンゴが含まれており、鄖西県北西部の山脈地帯が3億5000万年前には「太古時代のサンゴ礁地帯」だったことが分かりました。

 海洋生物化石であるサンゴの化石が、海抜の高い地域で大量に発見されたことは、高くそびえる秦嶺山脈が山脈を形成する以前は広大な海水に覆われていたことを示しており、この場所がかつては浅い海域に古代サンゴが大規模なサンゴ礁を形成していた重要なエリアであったことを裏付けています。これは、秦嶺山脈の起源と進化をめぐる学界の研究、およびデボン紀に関連する重要な地球科学上の問題を究明する上で新たな素材と手がかりを提供しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News