【4月1日 東方新報】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)がこの度中国北東部に位置する吉林省(Jilin)の長白山(Changbaishan)を中国で六つ目の「ユネスコ世界ジオパーク」に認定した。

「ユネスコ世界ジオパーク」とは、国際的に価値のある地質遺産を保護し、その自然環境や文化への理解を深め、自然と人間の共生と持続可能な開発の実現を目的とした「ユネスコ国際地質科学ジオパーク計画(IGGP)」の事業の一つで、世界46の国と地域で合計177か所が認定されている(2022年11月時点)。

 長白山ジオパークはドラマチックな地形と多様な岩石層を持ち、重要な多相噴火を記録した地質遺産である。

 なお、中国の他の五つは、湖北省(Hubei)の「恩施(Enshi)大峡谷-騰竜洞(Tenglongdong)ジオパーク」、甘粛省(Gansu)の「臨夏(Linxia)ジオパーク」、福建省(Fujian)の「竜岩(Longyan)ジオパーク」、江西省(Jiangxi)の「武功山(Wugongshan)ジオパーク」、貴州省の「興義(Xingyi)ジオパーク」である。(c)東方新報/AFPBB News