2024ワンストップ企業支援博覧会(c)news1
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【03月30日 KOREA WAVE】韓国経済人協会がこのほど、リサーチアンドリサーチに依頼し売り上げ上位500大企業を対象に上半期採用動向・認識を調査した結果、3大トレンドとして「中古新入選好」「随時採用増加」「AI(人工知能)活用拡大」が挙げられた。

昨年の大卒新規入社者4人に1人(25.7%)は、キャリアを持って新入社員として志望したいわゆる「中古新入」であることがわかった。2022年の大卒新規入社者のうち、中古新入の割合(22.1%)より3.6ポイント増加した。

中古新入の平均キャリア期間は1.3年で▽1~2年(52.6%)が最も多く、▽6カ月~1年(32.8%)▽2~3年(6.0%)▽3年以上(5.2%)などの順だ。

韓国経済人協会は「経営の不確実性が大きくなり、企業が新入社員教育費用を最小化しようと、業務に直ちに投入し成果を出せる実務型人材を好む現象が目立っている」と分析した。

回答企業10社のうち6社(58.5%)は、大卒新規採用で随時採用方式を活用すると答えた。上半期中に公開採用だけをする企業は41.5%だった。随時採用を活用するという企業は、全体の採用計画人員のうち52.3%を随時採用で選抜すると答えた。これは公開採用の選抜割合(46.8%)より6.4ポイント高い水準だ。

今年上半期の新規採用過程でAIを活用しているか、活用を考慮している企業は40.7%で、昨年上半期(25.4%)より15.3ポイント増加した。回答企業の62.3%は書類選考でAIを活用中か考慮していると答え、続いて実務面接や討論段階(29.5%)、役員面接(8.2%)の順だった。

韓国経済人協会は「AI技術を活用した非対面採用は、採用費用と時間を節減し採用の効率性を向上させ、志望者の職務適合度を客観的に分析し選抜の公正性と効果性を高める」とみている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News