【3月13日 AFP】イラン国営イラン通信(IRNA)は12日、同国との合同軍事演習に参加するため中国とロシアの海軍の艦船が領海に入ったと報じた。

 IRNAによれば、演習は同日夜からイラン沖のオマーン湾(Gulf of Oman)で実施される。海軍のモスタファ・タジョディニ(Mostafa Tajoddini)報道官は演習の目的について「地域の海洋安全保障を共同で維持すること」だと説明したという。

 中国国防省によれば、同国は駆逐艦、フリゲート艦、補給艦を1隻ずつ派遣した。

 ロシア国営メディアによると、演習に加わるロシア太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「ワリャク(Varyag)」などが11日、イランのチャバハル(Chabahar)の港に到着した。

 ロシアの通信各社によれば、同国国防省は演習の主目的について「海洋における経済活動の安全確保」だと説明した。

 映像はIRAN PRESSとロシア国防省より提供。(c)AFP