読者提供(c)MONEYTODAY
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【03月04日 KOREA WAVE】韓国のネット銀行3社(カカオ・K・トスバンク)の利用者数が4200万人を超えた。いままでの銀行ではなかなか見られないユニークな商品を発売し、着実に利用者数を増やしている。

最近、Kバンクの利用者数が1000万人を突破した。先月、カカオバンクとトスバンクの利用者がそれぞれ2300万人、900万人を記録し、インターネット銀行3社の顧客数は計4200万人に達する。

インターネット銀行3社は、多様な商品を中心に金融市場を揺さぶったという評価を受けている。代表的なものとしてカカオバンクの集い通帳・記録通帳などが挙げられる。集い通帳は昨年末、利用者1000万人を超え、カカオバンクの業績の伸びに寄与している。

「記録通帳(最愛積金型)」はMZ世代の「オタ活文化」をうまく狙ったという評価を受けている。

記録通帳は、預金規則を事前に決めて、瞬間ごとに自分だけの貯蓄記録を残すサービスだ。「最愛」(大好きなスター)の特定行動などに合わせて一定金額を預金することもある。いつでも入出金が可能で、年2.0%の金利が適用される。

カカオバンク記録通帳を昨年9月から利用中の24歳、大学生さんは「BTSシュガ」を「最愛」の対象にし、お金を貯めている。シュガが入隊してから、1週間に約1万ウォンずつ貯蓄する。除隊すれば80万ウォンほどのお金が貯まる。大学生は「貯めたお金でBTSコンサートに行くのが目標。就職準備中なので大変だけど、軍服務中の最愛と一緒に勝ち抜こうという気分」と話した。

トスバンクは、用途に応じて別々に管理が可能な「分けて貯める」「先に利子を受け取る」などの異色の預金商品を提供している。2月19日に発売した「分けて貯める」は7日間で1兆ウォンが集まるほど人気を集めた。

「先に利子を受け取る」預金商品は昨年3月発売後、2月19日までに約5兆ウォンが集まった。受け取った利子を直ちに再投資することができ、資金運用で強みがある。

Kバンクは2月20日「年10%金利」を付ける「コードK自由積金特販」を再び出した。

インターネット銀行関係者は「商品が全て類似しているために差別化するアイディアがいつにも増して重要になった。金利を上げるのは限界があるので、商品にストーリー性を入れる方法などで開発に取り組んでいる」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News