【2月28日 Xinhua News】中国のパソコン大手、聯想集団(レノボ・グループ)がこのほど発表した2023年10~12月期決算は、売上高が前年同期比3・0%増の1136億元(1元=約21円)、純利益が26億元に迫り、収益性は2四半期連続で前四半期より改善した。

 同社の楊元慶(よう・げんけい)会長兼最高経営責任者(CEO)は業績説明会で、インテリジェントデバイスグループ(IDG)が成長軌道に戻り、売上高が6・7%増の893億元になったと説明した。うちパソコン(PC)の出荷台数の伸びは市場平均を5・8ポイント上回り、世界首位を一段と確かなものにし、世界シェアは24・0%に迫った。

 長年遂行してきたデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略が引き続き効果を発揮し、非PC事業の売上高全体に占める割合が42・0%になった。ソリューションサービスグループ(SSG)は2桁台の伸びを維持し、売上高が初めて140億元を超え、過去最高を更新し、営業利益率も20・0%を超えた。

 インフラストラクチャーソリューション(ISG)は売上高が2四半期連続で前四半期より増加し、メモリ、ソフトウエア、サービスの売上高は過去最高の74億元に上った。エッジコンピューティングは12・0%増え、11四半期連続でプラス成長を維持。ストレージと人工知能(AI)インフラ市場では世界3位をキープした。(c)Xinhua News/AFPBB News