中国海洋石油集団の「渤中26-6」油田 世界最大の変成岩油田に
発信地:東京
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【2月27日 東方新報】中国海洋石油集団(CNOOC)は25日に、中国の渤海の深層において新たに世界最大の変成岩油田を発見したと発表した。億トン級油田「渤中26-6」油田は記録的な生産量を達成し、新たに確認された石油とガスの埋蔵量は4000万立方メートルを超え、同油田の累積確認埋蔵量は2億立方メートルを超え、世界最大の変成岩油田となったという。
平均水深22.1メートル、渤海南部に位置する「渤中26-6」油田は、2023年の発見以来、継続的に探鉱が行われており、それ以来、埋蔵量規模を大幅に拡大している。
変成岩貯留層石油とは、変成岩貯留層に貯蔵された石油およびガスを指す。これは、石油を貯蔵する岩石が風化侵食や構造変形を受けた特殊なタイプの石油である。
「渤中26-6」油田は、3000万立方メートル以上の原油を産出し、110億立方メートル以上の天然ガスを生産することができると推定されている。
「渤中26-6」油田の貯留層は、海底の数キロ下に埋もれており、主に変成岩で構成されている。中国海洋石油集団によると、同様の地域で以前に数多くの国際的に有名な石油会社が80本以上の深井戸を掘削したが、重要な発見には至らなかったという。(c)東方新報/AFPBB New