【2月17日 AFP】ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(47)が収監先の刑務所で死亡したと発表されたことを受け、ドイツの首都ベルリンにあるロシア大使館の前では16日、数百人が抗議デモを行った。

 大使館前に集まった人々の大半はロシア語話者で、ナワリヌイ氏のポスターやロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を批判する文言が書かれたプラカードを掲げた。オランダ・ハーグ(The Hague)の国際刑事裁判所(ICC)に言及し、「プーチンは人殺し! プーチンをハーグに連行せよ」とのシュプレヒコールも上がった。

 歩道には花が手向けられ、ろうそくやナワリヌイ氏の写真も並べられた。

 ロシア政府による動員令を受け、21歳の息子とドイツに逃れてきたという40歳の男性は、「心にぽっかり穴が開いたような気持ちだ。私は大した活動はしていないが、今回のことをとても深刻に受け止めている」と語った。

 43歳の男性は、「彼を殺した」のはプーチン政権だと主張。「疑いの余地はない。とにかく、ぞっとしている」と話した。(c)AFP