【2月16日 CGTN Japanese】中国の今年の春節(旧正月)連休の初日である2月10日、東部山東省の青島西海岸新区で、12歳の少年が一袋の花火を持って家出しました。お年玉を親に預けることへの不満が家出の原因です。

 保護者からの通報を受けた所轄の警察局は100人以上の警察官を出動させ、警察犬やドローンを投入して2時間以上も捜索を行い、地元のダムの近くにある山のふもとで凍えて震えている少年を発見しました。

 少年は保護者に引き渡され、自宅に戻りました。お年玉の処置について、少年の母親は「子どもと十分に話し合ったうえで決める」と話しています。

 この件がネット上で拡散されると、「子どもにお年玉の所有権はあるのか」についてネットユーザーの間で熱い論議が巻き起こりました。弁護士は、法的には未成年者でも自分のお年玉の所有権を持つものの、実際には、保護者が保管することが理に適っていると述べました。所有権のルールに従い、すべてのお年玉を子どもに渡してしまうと、無駄遣いをして悪い習慣にはまる恐れがあります。しかし、子どもが自分のお年玉を親に預けることに不満がある場合、親子で十分に話し合う必要があるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News