【2月6日 CGTN Japanese】中国の女性客・滕さんがこのほど、中国陝西省の西安駅での心温まるエピソードを記した「感謝状」をソーシャルメディアに投稿し、注目を集めました。

 1月24日午後8時41分、西安駅のホームに止まっていた重慶行きの列車K1002便が、改札が終了し間もなく発車する時、駅員の汪豪さんはホームでまだ乗車していない女性客を見つけたので、急いで事情を尋ねてみました。この客は、駅ホール内のレストランで食事をした際にリュックサックを置き忘れたのを思い出しましたが、今から探しに行けば列車に乗り遅れることになってしまうということで、とても困っている様子でした。

「先に乗ってください。リュックは私が探すと駅員から言われた」…滕さんは「感謝状」の中で、当時の様子をこう振り返りました。

 滕さんは駅員の汪さんが言った通りに、先に列車に乗り込みました。汪さんはその後、駅で探し出したリュックの中身を、滕さんが提供した情報をもとに確認したうえで、翌25日のK694便列車のスタッフにお願いして滕さんに届けました。そして滕さんは25日午後4時20分に、自分のリュックを受け取りました。

 西安駅では1月26日から2月3日の間に、旅客の紛失物752点を取り扱ったということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News