【2月16日 東方新報】中国鉄路上海局集団(China Railway Shanghai Group、以下上海局集団)は、旧暦の1月5日(2月14日)以降、長江デルタ地域の鉄道における春節(旧正月、Lunar New Year)の往復旅客数が増加し続けていることを発表した。旧暦の1月7日(2月16日)には、長江デルタ地域の鉄道で255万人の旅客を輸送する見込みだ。

 長江デルタの鉄道部門は16日、直通旅客列車229本、区域内運行列車181本、複数ユニット列車187本の運行を計画している。休暇明けの旅客流動が集中する地域、例えば北京-上海、広州(Guangzhou)-深セン(Shenzhen)では連休明けの旅客の流れが重要な地域で定員配備を増やし、旅客の旅行ニーズを満たす。

 16日には、上海駅が今年の春節帰省ピークを迎え、当日には65万2000人(上海駅で20万2000人、上海南駅で6万7000人、上海虹橋駅で38万3000人)の到着が見込まれた。休暇が終わりに近づくにつれて、上海駅に到着する旅客数は日に日に増加し、過去3日間の1日あたりの平均旅客数は50万人を超えた。

 到着旅客数の増加に伴い、この時期にピークを避けて移動する旅客もいる。上海駅は同日に27万7000人の旅客を輸送する見込みだ。旅客のニーズに応えるため、同日には江西省(Jiangxi)、中原地域、沿岸地域、湖南省(Hunang)、湖北省(Hubei)へ向けて旅客列車62本を追加運行した。2月17日の午前0時から午前5時まで、上海駅、上海南駅、上海虹橋駅は夜間に列車63本を追加し、三大駅の待合室は24時間開放される。

 上海市、南京市(Nanjing)、杭州市(Hangzhou)、寧波市(Ningbo)、温州市(Wenzhou)などの各駅では、帰省客の集中的な到着に対応するため、旅客通路などの要所にスタッフを派遣し、ホーム、エスカレーター、出口通路、出口などの混雑箇所の誘導と安全保護を行い、旅客の移動の安全を確保した。また、これらの駅は交通のハブとしての利点を活かし、地域管理委員会や地下鉄、公共交通機関などの部門との連携を強化し、到着時の旅客の円滑な分散作業を実施している。(c)東方新報/AFPBB News