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【02月15日 KOREA WAVE】中国のボイスフィッシング犯罪組織に加担して詐欺行為に手を染めた組織員に重刑が宣告された。

大田(テジョン)地裁は犯罪団体加入などの疑いで拘束起訴されたA氏(48)に対して懲役13年を宣告した。A氏と同じ組織で犯行を犯したB氏(32)、C(28)氏にはそれぞれ懲役11年、7年が宣告された。

彼らは中国・杭州に拠点を置いたボイスフィッシング組織に加担し、2017年から2023年の間に捜査機関や金融機関を詐称する方法で150人余りから200億ウォン(1ウォン=約0.1円)余りを詐取した疑惑で裁判に付された。

これら組織は検事事務室と偽って「詐欺事件共犯として関与している」として被害者らをだましたことが明らかになった。

被害者の中には12回にわたって41億ウォンを奪われた医師もいた。単一の振り込め詐欺被害としては最大の被害金額だという。

特に、彼らが加担した組織は、中国で数年間、振り込め詐欺で、1800人あまりから1500億ウォンを詐取していたことが明らかになった。警察が検挙したボイスフィッシング犯罪組織の中で最大規模だ。

警察は昨年、IP追跡と電話音声の声の分析などをから、中国に拠点を置く犯罪組織を確認し、組織員40人あまりを検挙したことがある。

裁判所は「計画的で組織的な犯罪で被害者は深刻な経済的被害を受け、詐称された機関は信用と取引安全を毀損され厳罰する必要性が大きい。特に一生かけて築いた財産の大部分を失った被害者は言葉では言い表せない精神的苦痛を受けている」と指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News