【2月13日 CGTN Japanese】中国西部、重慶市巴南区の魚洞派出所に1月5日夜、今年9歳の外孫の小磊(仮名)が家族と口論になって家を出てからすでに3時間がたち、家族が探したものの見つからなかったとする通報がありました。

 通報を受けた派出所は、防犯カメラの映像を分析するなどして男児が行方不明になる前の行動を調べ、周囲数十キロの地域で「ローラー作戦」を展開しました。無人機を利用して空から「スキャン」し、捜査員を動員し、警察犬を出動させて捜索を5日間行いましたが、男児は見つかりませんでした。真冬で気温が低い上、男児は何日も食事を取っていないとみられることから、状況が心配されました。

 そうした中、1月11日午前、警察官が排水渠の所で足を揺らしている人がいるのを発見しました。よく見たところ、上半身が穴にはまり、下半身が排水渠の外に出た状態で動けなくなっている1人の男児がいて、行方不明になって6日目の小磊であることが確認されました。上半身がはまった穴の直径はわずか30センチ余りで、無理に引きずるとけがをする可能性があるため、消防士は排水渠をこじ開けて小磊を救出しました。

 小磊によりますと、母方の祖父とけんかをして腹を立てて家を出て、辺りが暗くなった後、道に迷いました。滑り台を滑るようにスムーズに通り抜けられると思って穴に飛び込んだところ、上半身がはまってしまいました。穴の中で全力を尽くして壁をたたいたり叫んだりしましたが、誰にも見つけてもらえませんでした。その後、空腹と眠気のため、誰かが自分の名前を呼んだとしても、返事ができない状態でした。もう持ちこたえられないと思った時、両親のことを考え、母方の祖母と母が作る山菜を使った焼きギョーザを食べたくなったそうです。小磊は入院治療を経て、体が日に日に回復し、体重も徐々に増加しました。家族がいつも側にいておしゃべりをしてくれています。母方の祖母によりますと、小磊はこの出来事を経験してだいぶ成長し、話し方も大人のようになったとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News