【2月12日 AFP】米国防総省は11日、前立腺がんで闘病中のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官(70)が、「ぼうこうに緊急症状」が見られたため首都ワシントン近郊のウォルター・リード米軍医療センター(Walter Reed National Military Medical Center)に搬送されたと発表した。その数時間後の午後5時前、キャスリーン・ヒックス(Kathleen Hicks)副長官が職務代行を開始したとしている。

 オースティン氏は昨年12月に前立腺がんの手術を受け、先月、術後合併症の治療の際にも入院していた。いずれもジョー・バイデン(Joe Biden)大統領に直ちに伝えていなかったことが明らかになり、米政府が中東・ウクライナ情勢に対応している中、危機管理の在り方をめぐって批判が起きていた。

 今回の再入院については、ホワイトハウス(White House)と議会に報告済みだという。(c)AFP