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【02月10日 KOREA WAVE】韓国で昨年、対中国輸出が急減したのに続き、中国からの団体旅行が再開されたにも関わらず旅行収支の不振が続き、中国との経済関係の根本的な変化を示すものとの受け止めが広がっている。

韓国銀行などによると、昨年の韓国の対中輸出は1248億1000万ドルで、前年比19.9%急減した。一方、対米輸出は5.4%増の1157億1000万ドルを記録した。

旅行収支は年間125億3000万ドルの赤字。韓国からの海外旅行が増えた半面、外国人が国内で使う金額が減ったためとみられ、サービス収支(-256.6億ドル)は2019年以来最大の赤字を更新した。

輸出の割合を見ると、中国(19.7%)と米国(18.3%)の差が1.4ポイントに縮まり、12月単月では18.9%の中国を19.6%の米国が逆転した。

韓国銀行のシン・スンチョル経済統計局長は今月7日のブリーフィングで「最大輸出国だった中国が米中貿易紛争、サプライチェーンの再編などを受けて一時的に米国にトップを譲ったが、1月には対中半導体輸出などの回復で中国が再び上がっているだろう」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News