【2月8日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は7日、カタール・ドーハで準決勝が行われ、開催国で前回王者のカタールが3-2でイランとの熱戦を制し、ヨルダンと対戦する決勝に駒を進めた。

 試合開始4分でイランのサルダル・アズムン(Sardar Azmoun)に先制点を許したカタールは、17分にジャッセム・ガベル(Jassem Gaber)のシュートが相手に当たって大きくコースが変わってゴールに吸い込まれ同点に追いつくと、43分にはアクラム・アフィフ(Akram Afif)が見事なシュートで今大会5点目となるゴールを決めて勝ち越した。

 イランは51分にアリレザ・ジャハンバフシュ(Alireza Jahanbakhsh)のPKで同点としたが、82分にカタールのアルモエズ・アリ(Almoez Ali)が決勝点を挙げた。

 後半アディショナルタイムにショジャ・ハリルザデ(Shojae Khalilzadeh)が退場処分を受けたイランは、最終盤にはジャハンバフシュのシュートがポストをたたくなどしたが、この敗戦により1976年大会以来となるタイトル獲得への挑戦が終わった。

 カタールは母国開催となった2022年のW杯(2022 World Cup)ではグループリーグ全敗に終わったが、アジアカップでは2大会連続の決勝進出を決めて悪魔を追い払った。(c)AFP