【2月7日 AFP】女子テニス、ムバダラ・アブダビ・オープン(Mubadala Abu Dhabi Open 2024)は6日、シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は5-7、0-6のストレートでダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)に敗れ、初戦敗退となった。復帰後は厳しい結果が続いているが、本人は「失敗」と捉えないようにしたいと考えている。

 大坂は1月、長女の出産を経て1年3か月ぶりにツアーへ復帰したが、難しい相手と対戦したこともあり、ここまで4戦3敗となっている。この日は元世界ランキング7位のコリンズに対して、第1セットは強力なサーブで渡り合ったが、第2セットはサービスゲームで苦しみ、さらに6本あったブレークのチャンスも1回も生かせず、1時間23分で敗れた。

 大坂は試合後、AFPの取材に対し、「自分自身については、かなり厳しいことを言いたいけど、口にするとすごくイヤな言葉に聞こえる。少し『失敗した』感じだけど、自分に厳しくしすぎたくはない」と話した。

 大坂はその後、オンス・ジャバー(Ons Jabeur)とのペアでダブルスにも出場したが、こちらもストレートで敗戦。それでも内容としては、シングルスの失意を振り払えるようなものだったと感じている。

「自信はあまりないが、いいテニスがもうできないと思うほど自信をなくしているわけでもない」とした大坂は、「厳しい試合を経験する必要があると思うし、ある部分で、こういうことが何度も起こるのは覚悟している」とコメント。「まわりはみんな、いいテニスができていると言っているし、自分でも悪くはないと思っている」と続けた。

「もう少し自分を信じる必要があるのに、ブレークされたとたんに一気に自信を失ってしまった」

 今後はカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)出場のためドーハに向かう予定で、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)にも「出る必要があるかもしれない」と話したが、まだ確定ではないという。(c)AFP/Reem ABULLEIL