【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は15日、女子シングルス1回戦が行われ、出産を経て復帰した四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)は4-6、6-7(2-7)で大会第16シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に敗れた。

 グランドスラム復帰戦を白星で飾ることはできなかったが、試合後には後悔はないと話し、「できることを最大限にやれた」と前を向いた。

 大坂は2回戦でカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に敗れた今月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で2022年9月以来となる出場を果たし、これが復帰2大会目だった。

 この日は序盤からガルシアと競り合う展開となったが、第5ゲームで自身のダブルフォールトからブレークを許し、そのまま第1セットを落とした。第2セットは互いに安定したサービスゲームを披露し、ブレークがないままタイブレークに突入。だが、先に自身のサービスポイントを失って2-3となると、そこから4ポイントを一気に取られて敗れた。

 大坂は試合後の会見で「とてもいい試合だったし、できることを最大限にやれたと思う。とにかくまたロッド・レーバー(・アリーナ<Rod Laver Arena>)に戻って来られて本当に良かった」と述べた。

 さらに、「頭の中では『戻ってきてすぐ試合に勝てるとでも思っているの?』みたいなことを考えていた。自分はとりあえず可能性にかけてみるタイプの人間。だから自分自身に今までより優しくすることが、(ツアーから)離れている間の時間で学んだ大きなこと」とし、復帰について「何も後悔はない。この遠征中にコートの内外で多くのことを学んだ。それに相手は非常に強い選手たちだったから」と語った。(c)AFP