京仁地方兵務庁で身体検査を受ける入営対象者(c)news1
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【02月03日 KOREA WAVE】「背が高くなる注射」として知られた成長ホルモン処方件数が韓国で急増し、副作用も大幅に増えている。

健康保険審査評価院と食品医薬品安全処の資料によると、成長ホルモン注射処方件数は2022年は19万件で、2018年の5万5075件に比べて3.45倍増加したことがわかった。

2018年から2023年6月までの処方現況を医療機関別に見ると、上級総合病院級が全処方69万5503件のうち49.5%(34万4193件)で最も多いことが確認された。続いて総合病院級が35.5%(24万6624件)、病院級が10.2%(7万1089件)の順だった。

特に、医院級医療機関の処方は、2018年の1641件から2022年には1万871件へと約6.62倍に急増した。

年齢別に見ると、最近5年間、10~14歳に対する処方が38万3331件で半数以上(55.1%)を占めた。次いで40%(27万8355件)が5~9歳だった。

特に処方数が最も多かった10~14歳は2018年2万5250件から2022年11万4217件へと約4.52倍増加し、最も大きな増加幅を示した。

市道別に見ると、最近5年間、ソウルが全処方件数のうち27.7%(19万2497件)で、小児成長薬品を最も多く処方し、京畿道(キョンギド)18.7%(13万234件)、大邱(テグ)13.8%(9万6127件)が続いた。処方件数が最も多く増加した地域は、全羅南道(チョンラナムド、18.56倍)と蔚山(ウルサン、8.92倍)だった。

問題は、成長ホルモン注射の使用が大幅に増え、副作用の報告件数も急増したという点だ。

食品医薬品安全処に報告された成長ホルモン注射関連の副作用現況によると、2018年320件から2019年437件、2020年663件、2021年1192件、2022年1604件と、5年間で約5倍増加した。

多く報告された副作用としては▽全身障害や投与部位反応(注射部位の痛み、注射部位の出血、注射部位のアザなど)▽各種神経系障害(頭痛、めまいなど)▽各種胃腸管障害(嘔吐、悪心、上腹部の痛みなど)▽皮膚や皮下組織障害(蕁麻疹、掻痒症発疹など)――がある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News