272型マイクロLEDサイネージ「LGマグニット」=LG電子(c)KOREA WAVE
272型マイクロLEDサイネージ「LGマグニット」=LG電子(c)KOREA WAVE

【02月02日 KOREA WAVE】韓国産業通商資源省は今年、ディスプレー分野の研究開発(R&D)に前年(767億ウォン)比17.7%増の903億ウォン(1ウォン=約0.1円)を支援する。このうち約450億ウォンは新規課題に投資し、世界最高水準の有機発光ダイオード(OLED)や次世代マイクロLED技術の開発など、挑戦的な研究課題を集中的に支援する。

具体的には、韓国が世界1位であるOLED分野における技術格差をより一層強固にする。また、無機物基盤の発光源を使って明るさ、寿命などに強みがあるマイクロLED分野でも、現在進行中の予備妥当性調査事業とは別に、40μm級LED画素製造技術などに202億ウォンを支援し、本格的な産業育成に乗り出す。

その他、拡張現実(XR)関連技術開発(9億ウォン)とともに透明・柔軟ディスプレーなど、新たなディスプレー市場を開拓するための実証事業など、継続課題(453億ウォン)についても成果が上げられるよう管理していく計画だ。

同省は新規支援課題を今月中に1次公告する。同省関係者は「研究開発(R&D)支援の他にも関係部署との協力を通じて民間投資に対する税額控除の拡大、キラー規制の廃止、専門人材養成など多様な政策支援をより一層強化していく」としている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News