(c)KOREA WAVE
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【02月02日 KOREA WAVE】韓国の現代百貨店グループは1日、現代百貨店と現代アウトレット、現代百貨店免税店などで使用できる外国人専用統合メンバーシップ「Hポイントグローバル」の提供を開始したと明らかにした。

「Hポイントグローバル」は、アプリのダウンロードやウェブページを通じて加入でき、新規加入客には最大10万ウォン相当のポイントが支給される。

「Hポイントグローバル」は単純積立・割引だけでなく、外国人に特化したサービスが多く採用された。会員は現代百貨店、アウトレット、免税店を利用する場合、購入金額に応じて最大7%の積立が実施される。また、ザ・現代ソウルなど外国人が多く訪れる店舗のレストラン予約、モバイル税還付申請、ネイバーの翻訳サービス「papago」との連携などが可能だ。

この他にもタクシー呼び出しサービスとの連携やマガジン形式のK-ショッピングトレンドコンテンツの提供、多様な韓国のライフスタイルを経験できる百貨店文化センター講座の予約などのサービスも提供する予定だ。

これまで百貨店では外国人メンバーシップサービス「Kカード」で会員を管理し、免税店では英語や中国語のオンラインモールに流入する客を対象にマーケティングを展開してきたという。現代百貨店グループ関係者は「今後はHポイントグローバルで顧客管理とショッピングパターンの分析、オーダーメード型広告などを統合的に推進する」と語っている。

これまでの外国人客の加入手続きが終わり、百貨店とアウトレット、免税店など顧客拡張の相乗効果が発揮されれば、Hポイントグローバルの利用者規模は100万人に達する――こう期待感を示した。

現代百貨店グループは「Hポイントグローバル」の利用者の位置分析機能を活用し、ターゲットマーケティングを展開できるとみる。客の買い物内容と位置情報データなどを結合すれば、訪韓日程や滞在形態など一人一人の旅行とショッピングの好みを分析することができ、オーダーメード型設計が可能だということだ。

公演会場やポップアップストアの密集地域に留まる客には、現代ソウルで開催されるK-POPポップアイドルやMZ世代に人気のデザートなど、関心度の高い関連行事を紹介。主要百貨店や免税店の近くで観光する客には、周辺店舗のショッピング情報を提供する。

今後、現代百貨店は「ジヌス」など主要系列会社とのマーケティング協力などを通じた相乗効果の拡大も期待している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News