【2月1日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は31日、カタール・ドーハなどで決勝トーナメント1回戦が行われ、日本は3‐1でバーレーンを下してイランと対戦する準々決勝に駒を進めた。

 日本は31分、右SB毎熊晟矢(Seiya Maikuma)の強烈なロングシュートがポストにはじかれたこぼれ球を、いち早く反応した堂安律(Ritsu Doan)が押し込んで先制。しかしその5分後、旗手怜央(Reo Hatate)が負傷して交代を余儀なくされ、守田英正(Hidemasa Morita)が投入された。

 それでも日本は49分、久保建英(Takefusa Kubo)がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックの末、追加点を奪取した。久保はペナルティーエリア内で抜け出した際にオフサイドポジションにいたが、最後のボールはバーレーンのディフェンスに当たったものだった。

 このまま快勝かに思われた日本だったが、64分には今大会でミスが目立つGK鈴木彩艶(Zion Suzuki)がパンチングで判断を誤ると、交錯した上田綺世(Ayase Ueda)がオウンゴールを献上し、大会4試合目でもクリーンシート達成はならなかった。

 日本はその後、68分に足首の負傷から復帰した三笘薫(Kaoru Mitoma)が昨年12月末以来となる試合出場を果たすと、72分には鋭い動き出しから上田が3点目を奪い、チームの緊張を和らげた。

 同日行われたもう1試合では、イランが1‐1で迎えたシリアとのPK戦を5‐3で制し、勝ち上がりを決めている。(c)AFP