開店して18年になるロッテリア新村ロータリー店=オンラインコミュニティキャプチャー(c)MONEYTODAY
開店して18年になるロッテリア新村ロータリー店=オンラインコミュニティキャプチャー(c)MONEYTODAY

【01月31日 KOREA WAVE】ソウル・新村(シンチョン)一帯の商圏が崩れたという分析が出ている中、地域の最古参だったロッテリア新村ロータリー店が開店18年で廃業した。

2006年にオープンしたソウル麻浦区老姑山洞(マポグ・ノゴサンドン)のロッテリア新村(シンチョン)ロータリー店が、1月23日午後10時までの営業を最後に閉店した。この店舗は行政区域上、麻浦区に分類されるが、新村駅7番出口からわずか60mの場所だ。

新村商圏は新型コロナウイルス感染で直撃を受けた。韓国不動産院によると、昨年第3四半期の新村・梨大(イデ)一帯の小規模商店街の空室率は22%に達した。ソウルの平均(5.6%)より4倍近く高いことになる。弘大(ホンデ)6.9%、梨泰院(イテウォン)8.3%、建大入口(コンデイプク)4.3%、明洞(ミョンドン)19.7%と比べても高い。

中・大型商店街の空室率は小幅下落した。同期間、新村・梨大一帯の中大型商店街の空室率は6.9%で、ソウルの平均(8.8%)より状況が良かった。同期間、弘大は9.6%、建大9.8%、江南大路(カンナムテロ)9.9%、明洞31.3%だった。ソウル信用保証財団によると、2022年までの5年間、新村商圏の生存率は32%で、西大門区14洞の中で最も低い。

新型コロナウイルス感染の大流行期間にソーシャルディスタンスで非対面授業が拡大し、学生たちが商店街を離れた影響が大きいという分析が出ている。一部の商人は、高い権利金で店を出したが、エンデミック後、授業が正常化したものの、なかなか回復していない。

ロッテリアの前に新村に1号店をオープンしたツーサムプレイス新村店も昨年12月に閉店した。これ以前には、地域の「ランドマーク」フランチャイズとされていたマクドナルド新村店は2018年に閉店した。2004年にアジアで初めてオープンしたクリスピークリーム1号店も2017年に営業を終了した。

西大門区(ソデムング)は新村を生かすために、密集した延世路(ヨンセロ)を公共交通専用地区から解除してほしいとソウル市に要請した。昨年上半期「車のない街」解除実証事業の結果、延世路商圏売り上げ額が2022年同期比22%増加した。昨年3月には梨花女子大前の商圏勧奨業種制限を事実上廃止した。

衣類・雑貨小売店と理美容院に限定されていた推奨業種を飲食店、公演場、ボーリング場、ビリヤード場、歌の練習場、医院などにまで拡大する変更案を通過させた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News