【1月31日 AFP】サッカー日本代表の森保一(Hajime Moriyasu)監督は30日、アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦に向け、チームが苦戦しているという評価は「リスペクト」の証しだと話した。

 2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)でドイツとスペインを破り、39得点9連勝で大会に入った日本だが、ここまでは優勝候補との評判に見合う戦いができず、グループリーグでイラクにまさかの敗戦を喫して2位通過となった。

 森保監督はバーレーン戦に向けた会見で、チームが高い基準を求められていることをうれしく思うと話し、「苦戦という見られ方をしているところでは日本、韓国の力をみなさんがリスペクトしているということを感じているし、ありがたいと思っている」と語った。

「アジア杯に出ている国々の力が拮抗(きっこう)していると感じている。苦戦しているというより、われわれからすると難しい試合が多いということになるが、拮抗したチームの戦いが繰り広げられていると思っている。アジア全体のレベルアップがされていると思っている」

 日本はグループリーグ3試合すべてで失点をし、経験の少ないGK鈴木彩艶(Zion Suzuki)にはたびたびミスが見られた。

 それでも森保監督は守備陣について、選手はミスから学ぶもので、決勝トーナメントに向けて「不安」はないとコメント。バーレーンは「強敵」と警戒しつつ、「難しい試合になると思うが、自分たちがやってきたことに自信を持って、選手たちがピッチ上で力を発揮してくれると思っている」と話した。

 日本はバーレーンに勝利すれば、イランかシリアと準々決勝で対戦する。(c)AFP