バルセロナのシャビ監督、今季限りでの退任を表明
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【1月28日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いるシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は27日、3-5で敗れたビジャレアル(Villarreal CF)戦後に今季限りで退任すると表明した。
シャビ監督は記者団に対し「6月30日に私はクラブを去ることになる。会長やスタッフとともに下した決断だ」と述べた。
昨季王者のバルセロナは首位レアル・マドリード(Real Madrid)と勝ち点10差の3位となっており、事実上連覇は厳しくなっている。
「バルサの監督でいると、悲惨で不快な気分になり、人々に敬意を払われていないように感じるときが多い。精神衛生上ひどいもので、続ける意味がないと思うほど、気力もなくなる」
今月のスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2024)決勝でレアルに完敗を喫し、今週のスペイン国王杯(Copa del Rey 2023-24)5回戦ではアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敗れる中、シャビ監督はクラブのために決断を下したと続けた。
「クラブのことを考え、そして何よりも選手たちのことを考えた」
「クラブは流れを変える必要があると思う。今は非常にネガティブな流れになっている」
2021年11月に就任したシャビ監督は、昨季は強固な守備を軸にチームをスーパーカップとリーグ制覇に導いた。しかし、今季は守りがもろくなり、この日のビジャレアル戦ではホームのリーグ戦では1963年以来となる5失点を喫した。
欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)を制覇したとしても、考えを翻して残ることはないと述べたシャビ監督は、チームはまだ今季タイトルを獲得できると考えている。
「これで流れが変わるはずだと、かつてないほど楽観的になっている。われわれはリーグ優勝を目指す。かなり厳しいが、それに向かって戦う」 (c)AFP/Rik Sharma