【1月28日 AFP】23-24スペイン1部リーグは27日、第22節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-5でビジャレアル(Villarreal CF)に敗れ、優勝争いから後退した。

 首位レアル・マドリード(Real Madrid)が終盤の決勝点でラス・パルマス(UD Las Palmas)に勝利してプレッシャーがかかる中で、バルセロナは終盤に3ゴールを許して逆転負けを喫した。連覇が危うくなる中、試合後にはシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が今季限りでの退任を表明している。

 ジェラール・モレノ(Gerard Moreno)とイリアス・アコマック(Ilias Akhomach)のゴールで2点を先行されたバルセロナは、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)とペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)の得点、さらにオウンゴールで逆転に成功した。

 ところが84分にゴンサロ・ゲデス(Goncalo Guedes)に同点ゴールを許すと、後半アディショナルタイムにはアレクサンダー・ソーロート(Alexander Sorloth)とホセ・ルイス・モラレス(Jose Luis Morales)にも得点され、レアルとの勝ち点差が10に開いた。

 一方のビジャレアルにとっては公式戦5試合ぶりの勝利で、マルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)監督はバルセロナとの21戦目で初白星を挙げた。

 敵地でラス・パルマスと対戦したレアルは、後半ハビエル・ムニョス(Javier Munoz)に先制点を許したが、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のゴールで追いつくと、終盤に交代出場のオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)が頭でバースデーゴールを決めた。

 レアルはこれで、消化試合数で並んだジローナ(Girona FC)を勝ち点2上回った。ジローナは28日にセルタ(Celta de Vigo)と敵地で対戦し、勝利すれば今節の首位を維持する。(c)AFP/Rik Sharma