ソウル市内の大型マート(c)news1
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【01月28日 KOREA WAVE】韓国で日本ビールの勢いが止まらない。ここ数年間、不買運動の直撃を受けた日本のビールは、この1年間で売り上げが約3倍近く増え、輸入額や輸入量ともに増えている。

今月1~7日の日本ビール販売量は前年比でAコンビニが190%、Bコンビニが184.5%上昇した。一方、国産ビールの販売量はAコンビニの場合25%、Bコンビニは5.5%の上昇に止まった。

日本のビールを買い求める消費者が増え、日本のビール輸入額も急増している。関税庁の貿易統計によると、昨年、日本のビール輸入額は前年より283.3%増の5551万6000ドルで、5年ぶりにトップになった。この5年間、輸入額が最も少なかった2020年の輸入額(556万8000ドル)の10倍に達する金額だ。

日本のビール輸入額の順位は2018年1位(7830万ドル)だったが、2019年の韓国最高裁判決と日本の輸出規制措置で日韓関係が悪化して、急減した。

業界関係者は「昨年の発売後、爆発的な人気を博した『アサヒスーパードライ生ジョッキ缶』ブームと日本に旅行する観光客急増で、国内で日本ビールの人気が高まったと見られる。日本不買の雰囲気が緩和され、青島(チンタオ)ビール騒動で、いままでの中国ビール利用者が日本ビールに多く移行してきたことも主要原因」と話した。

2022年に1位だった中国ビール輸入額は昨年3位に下落し、昨年は前年比で17.2%減少した316万3000ドルだった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News