【1月14日 CGTN Japanese】中国南西部の雲南省昭通市鎮雄県塘房鎮涼水村で22日午前5時51分に土砂崩れが発生して、18世帯47人が生き埋めになりました。

 涼水村住人の雷さん夫妻は偶然にも結婚式に出席するために家におらず、災難を逃れました。雷さんの親類の楊さんによると、雷さん夫婦は高齢で、土砂崩れの前夜まで貴州省にいて、災害発生当時は帰宅途上だったとのことです。

 雷さんの家は崖の直下の、土砂崩れの被害が最も大きかった場所にありました。

 涼水村の山のふもとに住む家では、若い世代のほとんどが仕事のために都会に出ており、家に残っているのは高齢者や子どもです。春節(旧正月、2024年は2月10日)の時期には若い世代の人が戻ってきますが、現在はまだ帰省シーズンではないとのことです。雷さんの孫は村外の学校の寄宿舎で生活しているので、災害発生には自宅におらず、息子は都会で働いていました。雷さんの妻はむせび泣きながら、「家がなくなってしまった。豚3頭をつぶして、春節の一家団らんで食べるつもりだったが、もう食べられない」と語りました。

 涼水村のある住民は、災害発生の前夜には鎮雄県で雪が降っていたと指摘し、その影響で土砂崩れが起きたのではないかと話しました。捜索活動は現在も続いており、重機33台が投入されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News