【01月24日 KOREA WAVE】
診療を控えた患者で混雑するソウルのある小児科(c)news1
診療を控えた患者で混雑するソウルのある小児科(c)news1

韓国の疾病管理庁は19日、新型コロナウイルスの防疫緩和後、初めて迎える旧正月連休に備え、最近流行しているノロウイルス感染症や呼吸器細胞融合ウイルス感染症(RSV)の拡散を防ぐため、非常防疫システムの運用を始めることを明らかにした。

疾病庁によると、ノロウイルス患者は昨年12月17~23日(51週)の214人から1月第2週には360人に増加した。同時期の患者数としては、過去最多だった2020年の353人を上回っている。疾病庁の関係者は「今年は流行が早い。特に乳幼児が50%程度を占め、保育園や幼稚園での感染に注意が必要だ」と述べた。

RSV患者も増えている。主要な病院218カ所の入院患者数は、昨年51週の368人から1月第2週は461人に増えた。RSVも0~6歳の乳幼児の間で特に流行しており、1月第2週に入院した乳幼児は全体の57.7%を占めた。

非常防疫システムの運用が始まると、疾病庁と全国保健機関が24時間非常連絡網を維持し、医療機関や薬局、保育施設を対象に予防の広報や積極的な申告を督励することになる。特に疾病庁は、旧正月連休に備えて65歳以上や施設入所者らに対する新型コロナウイルスの予防接種を促す。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News