16人殺害の麻薬王に禁錮808年 グアテマラ
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【1月23日 AFP】グアテマラの裁判所は22日、麻薬王リゴベルト・ダニロ・モラレス(Rigoberto Danilo Morales)被告(37)に対し、2008年にニカラグア人15人とオランダ人1人を殺害した罪などで、禁錮808年を言い渡した。司法筋が明かした。
裁判所は被害者1人当たり禁錮50年、その他の罪について禁錮8年とした。
ただ、グアテマラの法律では収監は50年までと定められている。
モラレス被告は事件後、13年間にわたり逃亡を続け、2022年に逮捕された。裁判は昨年9月に始まった。
検察によると、2008年の事件では、麻薬密売人がニカラグアからグアテマラに入国したバスに麻薬が積み込まれていると勘違いし停止。麻薬がないと分かると、ただの旅行者だった乗客らを射殺し、遺体を焼いた。
事件をめぐっては、モラレス被告以外にも8人が起訴され、有罪判決を受けている。(c)AFP