【1月20日 AFP】米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、昨年11月に撤退したティム・スコット(Tim Scot)上院議員(サウスカロライナ州選出、58)が19日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領への支持を表明した。

 スコット氏は、23日に予備選が行われる北東部ニューハンプシャー州で行われた選挙集会にトランプ氏と共に登壇。

 強い寒波のさなか、「熱気に満ちたニューハンプシャー州に私がやって来たのは、米国の次期大統領であるドナルド・トランプ(前)大統領への支持を表明するためだ」と述べて喝采を浴び、「われわれにはドナルド・トランプが必要だ」「国を団結させる大統領が必要だ」と訴えた。

 スコット氏は昨年11月12日に共和党候補指名争いから撤退した。政治情報サイトのリアル・クリア・ポリティクス(RCP)によると、世論調査の支持率はわずか2~3%で、6位が定位置だった。撤退当初は、他の候補者への支持を表明することはないとしていた。

 スコット氏の支持表明は、同氏と同じサウスカロライナ出身で知事も務めたニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使への打撃になる。

 米CNNは、トランプ氏は2月24日のサウスカロライナ州予備選前に支持を取り付ける方向でスコット氏と調整していたが、ヘイリー氏が支持を伸ばしているのを受けて前倒ししたと報じている。(c)AFP