【1月17日 AFP】米大統領選に向けた共和党候補指名争いの初戦となった15日のアイオワ州党員集会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は51%の票を獲得し、他候補に大差をつけ圧勝した。民事・刑事で多くの訴訟を抱えるトランプ氏だが、23日に行われるニューハンプシャー州の予備選で連勝すれば、指名獲得がほぼ確実になる可能性もある。

 公式集計によると、アイオワ州では2位のロン・デサンティス(Ron DeSantis)フロリダ州知事が21%で、トランプ氏に近年では異例の30ポイントの差をつけられた。3位のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使は19%にとどまった。

 実業家のビベック・ラマスワミ(Vivek Ramaswamy)氏は15日夜に、「反トランプ」のエイサ・ハチンソン(Asa Hutchinson)前アーカンソー州知事も16日にそれぞれ撤退を表明した。

 この結果、ヘイリー、デサンティス両候補がトランプ氏に挑む形だが、両候補間で票を奪い合い、トランプ氏を利することになる可能性がある。

 ニューハンプシャー州では、ヘイリー氏がトランプ氏を追い上げつつある。デサンティス氏は、指名争いからの撤退を改めて否定したが、同州での善戦は期待薄だ。同氏の選挙キャンペーンはほぼ終わったとみる専門家も多い。

 一方、トランプ氏は16日、ニューヨークに立ち寄り、トランプ氏から性的暴行を受け、その事実を否定する同氏の発言によって名誉を毀損(きそん)されたとして著名コラムニストのE・ジーン・キャロル(E. Jean Carroll)さんが起こした裁判の審理が始まった連邦地裁に出廷。その後、ニューハンプシャー州に向かった。(c)AFP/Andrea Bambino with Diane Desobeau in New York