中国ブランドのコーヒーチェーン 全世界店舗数が米国系を抜く
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【1月19日 CGTN Japanese】統計によれば、2023年には中国ブランドのコーヒーチェーン店舗の数が初めて米国系を上回り、世界最多の4万7900店舗に達しました。
世界のコーヒー産業情報を紹介する「ワールド・コーヒー・ポータル」の最新報告によれば、中国は米国を抜いて世界最大のコーヒーチェーン店市場になりました。中国ブランドのコーヒーチェーン店舗は過去12か月で58%増でしたが、同じ時期に米国ブランドの店舗数は同4%増の4万62店舗にとどまりました。
米CNNは、「中国はもともと茶が愛飲される国だったが、今日では米国より多くのコーヒーチェーン店舗がある。コーヒーチェーン店が中国市場に上陸してからの40年あまりで、中国企業はコーヒーに新たな魂を注入した。中国人にとって、コーヒーは茶と同様に『時間がありさえすれば飲む』必需品になった」と報じました。
中国ブランドのコーヒーチェーンが世界市場で新規開店した1万8000店舗のうち、1万1000店舗あまりが瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)と庫迪咖啡(コッティコーヒー)という業界二大大手の店舗です。同2社は2023年に海外進出を試みはじめ、商品のコストパフォーマンス、新商品の開発、マーケティングに力を入れています。ラッキンコーヒーがまずシンガポールに進出し、次にコッティコーヒーは東南アジア、日本、韓国、北米市場に出店しました。
コーヒーチェーン店市場を分析した「プロジェクト・カフェ・イースト・アジア2024」によれば、世界における中国系コーヒーチェーン店舗数は、2024年には24%増で、2028年には6%増の安定成長に落ち着く見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News