【1月17日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は16日、カタール・ドーハなどでグループリーグの試合が行われ、グループFではサウジアラビアが終了間際のゴールでオマーンに2-1で勝利し、逆転で初戦をものにした。

 2022年のW杯(2022 World Cup)のグループリーグで優勝国アルゼンチンを破ったサウジアラビアは、昨年9月にロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督を指揮官に迎え、アジアカップの優勝候補としてカタールへ戻ってきた。

 しかし、最多タイ4回目の優勝を目指す初戦はPKで先制を許す難しい立ち上がりとなり、最後はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をめぐる混乱の末に勝利する形となった。

 78分に交代出場のアブドルラフマン・ガリーブ(Abdulrahman Ghareeb)のゴールで追いついて迎えた後半アディショナルタイム、サウジアラビアはアリ・アル・ブライヒ(Ali Al-Bulayhi)がCKから頭で得点した。

 副審はオフサイドがあったとしてゴールを認めなかったが、VARによってオンサイドが確認された。しかし、主審が当初のオフサイドの判定を維持するかのようなジェスチャーをしたことで選手は混乱。そのまま試合が再開してしまったため、主審は巻き戻して得点を認めることになった。アル・ブライヒはチームメートにもみくちゃにされながら、緑色の風船を膨らませてゴールを喜んだ。

 グループのもう1試合では、タイがスパチャイ・ジャイデッド(Supachai Chaided)の2ゴールでキルギスを2-0で下した。(c)AFP/James LEGGE