■思うのは故郷の人々

 マンダレーPDFの女性たちは、偵察に出たり、看護をしたりと、他にもさまざまな任務をこなしている。

 入隊して間もない女性戦闘員は、朝になると、教官役を務める戦闘員の笛の音に追い立てられるように、未舗装の道路をジョギングする。その後、スクワットや腹筋運動など、日課の訓練をこなし、食堂で列をつくる。メニューはご飯と肉だ。

 女性たちは、資金調達と食事提供を担う部門でも働いている。

 避難所として使われている場所の一つでは、女性たちがライフルを分解し、ぼろ切れとオイルを使って手入れをしながら、貴重な武器の手入れを行っていた。

 家屋の外に置かれたベッドでは、医師と看護師が負傷した戦闘員の包帯を取り換えていた。

 西日が照りつける野営地に戻ると、数人の女性がたき火を囲んで座っていた。

 日が沈んでくると、偵察の任務に就く2人が武器を手に森へ向かった。迷彩服を着用し、制服のバッジと同じ色の赤い口紅を塗っている。

 夜になると、女性たちは、たき火のそばに集まり、携帯電話の明かりを頼りに食事をしながら故郷の話を始めた。

 モーモーさんがよく思い起こすのは、自分の故郷と、そこに残してきた人々のことだ。

「時々、家が恋しくなる」「でも、お母さんはいつも電話で、『私たちは大丈夫だから。革命が終わったら帰ってきなさい』と言ってくれる」と話した。

「その言葉を思い出すと、元気になる」 (c)AFP