犬の食用終息のため行動を取る活動家たち(c)news1
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【01月10日 KOREA WAVE】韓国で2027年から犬の食用が全面禁止される。食用目的の飼育、食肉処理、流通ともに懲役刑まで可能となる。

9日の国会本会議で「犬の食用目的の飼育・食肉処理や流通など終息に関する特別法」が可決された。

特別法が公布されれば、直ちに食用目的犬の飼育農場や食肉処理、流通、販売施設などを、新規または追加で運営することが禁止される。

飼育農場などは公布後3カ月以内に運営現況などを自治体に申告し、6カ月以内に終息履行計画書を提出しなければならない。

公布後3年後からは犬を食用目的で飼育、食肉処理、流通、販売する行為が禁止される。

食肉処理する場合は3年以下の懲役、3000万ウォン(1ウォン=約0.1円)以下の罰金、飼育・流通・販売する場合は2年以下の懲役、2000万ウォン以下の罰金に処される。飼育農場または流通・販売場を新規に設置すれば最大3000万ウォンの過料が賦課される。

農林畜産食品省は、犬の食用終息を動物福祉先進国に跳躍するために必ず解決しなければならない課題と見て、国政課題の一つとして推進した。今回の特別法の可決で、犬の食用をめぐる長年の社会的葛藤を解消し、動物福祉の歴史に新たな一線を画したものと評価している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News