釜山大学病院=写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1
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【01月10日 KOREA WAVE】韓国の看護師の勤務時間は1日9時間を超える一方、休憩時間は20分余りに過ぎないことがわかった。看護師の半数以上は6カ月以内の離職・休職・退職を考えており、そのうち他病院への転職を検討しているのは40%以下に過ぎなかった。

これは国民健康保険公団健康保険研究院のヤン・ユソン副研究委員が研究院の学術誌で発表した調査報告で明らかになったものだ。

同研究委員は2022年8、9両月、病院並み以上の大規模な医療機関で働く看護師1645人を対象に調査を実施。その結果、看護師の平均勤務時間は1日9.3時間だった。ところが、食事を含めた休憩時間は平均22分しかなく、法定休憩時間の60分に遠く及ばなかった。

勤務日程も不規則で、交代勤務者の22.5%は「来月の勤務表をいつ受け取れるかわからない」と答え、53.2%は月が変わる1~2週間前に受け取っていた。交代勤務者の65.4%は欠勤など直ちに人材補充が必要な際に勤務変更で対応したことがあると答えた。

回答した看護師のうち53.5%は6カ月以内に離職・休職・退職する意思があると回答。その後の計画は他病院への転職が36.5%で、以下は▽関連分野への転職(22.6%)▽他分野への転職(7.8%)▽学業(8.1%)▽復帰(7%)――などとなっていた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News