京畿道水原の小学校で終業式を終えて黒板に感謝の挨拶を書く児童ら(c)MONEYTODAY
京畿道水原の小学校で終業式を終えて黒板に感謝の挨拶を書く児童ら(c)MONEYTODAY

【01月08日 KOREA WAVE】韓国で満年齢統一法が施行されてから初めての新年を迎えたが、市民の間では依然として混乱が残っているようだ。正月に「トックを食べて1つ年を取る」というのは昔話になった。

韓国では昨年6月の満年齢が制度化されるまで、新年になると1つ年を重ねる「数え年」に統一されていた。

今年、中学校進学を控えた児童(13)は「友達の間で年齢で上下関係ができるのではないかと心配している。すでに年齢計算が不便だという話も出ている」と語った。

オンラインコミュニティでは、子どもに年齢をどう教えればいいのかわからないという親の書き込みが相次いでいる。あるネットユーザーは「子どもは数えだと5歳なのに満だと3歳だ。友達から年下扱いされないか心配だ」と話した。

専門家も日常生活の混乱が依然残っていると指摘している。ソ・イジョン・ソウル大学社会学科教授は「自己紹介で年齢を明らかにする時、話す人と聞く人が同じ受け取りをするのは容易ではない。韓国は過度に年齢の持つ意味が大きい。今後定着するため政府と社会の努力が必要だ」と話した。

先月発表された法制処のアンケートでは、市民が日常生活で満年齢の使用をぎこちないと感じていることが浮き彫りになった。理由は「相手が満年齢を使わないから」という回答が最多。ただし回答者の88.5%は「今後満年齢を使う意向がある」と答えた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News