【1月6日 AFP】ウクライナは5日、ロシアの極超音速ミサイル「キンジャル(Kinzhal)」の残骸だとする写真を公開した。米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット(Patriot)」で今週撃墜したと主張している。

 ウクライナ非常事態庁はテレグラムのチャンネルで、クレーンを使って残骸を回収している写真を公開。「キーウで、工兵隊が敵の空中発射型の極超音速ミサイル『キンジャル』の弾頭を無力化した」としている。

 AFPはウクライナの主張を独自に検証できていない。

 ウクライナは2日、同国全土に対するロシアの大規模な空爆のさなかに発射されたキンジャル10発を撃墜したと発表していた。

 キンジャルはロシアの空中発射型兵器の一つで、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は最大速度が音速の10倍なので破壊できないと主張している。

 英国防省によると、ロシア軍はキンジャルを「重要で防備が厳重な」目標に使用するため温存しているとみられている。(c)AFP