【12月30日 AFP】南アフリカは29日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で「ジェノサイド(集団殺害)」を行っているとして、国際司法裁判所(ICJ)に提訴した。イスラエルは反発している。

 南アは訴状で、イスラエルがジェノサイド条約に違反している疑いがあるとし、「イスラエルはガザのパレスチナ人へのジェノサイドを行っており、今後も行う危険性がある」と主張。

 さらに、イスラエルは「パレスチナの国民的・人種的・民族的な構成員であるガザのパレスチナ人を滅ぼす特別な意図をもって」行動していると指摘している。

 これに対しイスラエル外務省の報道官はX(旧ツイッター)に、「イスラエルは、南アによる誹謗(ひぼう)中傷および(ICJへの)提訴を、嫌悪感をもって拒絶する」と投稿した。(c)AFP