【12月30日 東方新報】米ボストンコンサルティンググループ(BCG)が発表した報告書によると、中国の消費者金融市場規模は2027年までに25兆元(約500兆5175億円)に達し、今後5年間の年間成長率は約7パーセントに到達するという。

 報告書によると、中国の消費者金融業界の顧客数と普及率は頭打ちになっているが、既存顧客の信用規模の拡大がこの分野の発展を後押しする原動力になるという。

 BCGのマネージング・ディレクター兼パートナーである譚彦(Tammy Tan)氏は、消費者金融は単に商品のカテゴリーに関わるだけでなく、マーケティング、商品、リスク管理、運営、組織など、完全なビジネス・システムをカバーしていると話す。また、ビジネス・モデル全体の体系的な構築が最優先課題であると付け加えた。

 消費者金融機関は、異なる顧客グループをターゲットとした差別化戦略を取るべきであり、システム化、自動化、デジタル化されたリスク管理能力を強化し、さらに若い消費者を惹きつける必要があると、報告書は付け加えた。(c)東方新報/AFPBB News