【12月28日 AFP】フランス・パリの世界有数の観光名所、エッフェル塔(Eiffel Tower)が28日、従業員による1日限りのストライキのため、閉鎖された。運営会社SETEが発表した。

 左派系労働組合「労働総同盟(CGT)」は発表で、ストライキの目的は「現在の運営方針」に抗議するためと説明した。この日は塔を設計したギュスターブ・エッフェル(Gustave Eiffel)の没後100年に当たった。

 CGTは、SETEが「大惨事に向かっている」と指摘。入場者数予測を高く見積もり、修繕費を低く見積もるなど「過度に野心的で持続可能ではない」事業計画に基づいて運営していると批判した。

 公式サイトによると、エッフェル塔には年700万人近くが訪れ、うち外国人が4分の3を占める。

 新型コロナウイルスの流行で入場者数は激減したが、2022年には590万人にまで回復した。

 CGTによると、SETEの予算は年間入場者740万人という数字に基づいているが、これまでこの人数を達成したことはない。

 組合のエッフェル塔職員代表、ステファン・デュさんはAFPに、エッフェル塔には必要な「大規模修繕」を実施するための必要な資金が十分にないと話した。

「エッフェル塔は古い。130歳のおばあちゃんだ」「エレベーターは1899年製だ」と指摘した。

 パリ市から資金援助を得られない限り、「2025年には資金がなくなる」と説明した。(c)AFP