【12月27日 AFP】イスラエル軍トップ、ヘルツィ・ハレビ(Herzi Halevi)参謀総長は26日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)を壊滅させるための戦いは「何か月も続く」との認識を示した。

 ハレビ参謀総長はテレビ放送された記者会見で、攻撃は「今後も何か月も続く。われわれの成果が長期間維持されるよう、さまざまな方法を用いていく」と述べた。

 さらに、軍は現在ガザ地区南部に戦力を集中させており、これまでに多数の「テロリストが抹殺され、数百人が拘束された」と明らかにした。

 イスラエル当局が発表した数字に基づくAFPの集計によると、ハマスは10月7日の越境攻撃で民間人を中心に約1140人を殺害した。またハマスは250人を拉致し、うち129人が依然ガザ地区にいるという。

 ガザ保健当局は、大規模な空爆や地上侵攻後の包囲を含むイスラエルの軍事作戦により2万915人が死亡し、その大半が女性と子どもだとしている。(c)AFP