歌手G-DRAGON氏(c)NEWSIS
歌手G-DRAGON氏(c)NEWSIS

【12月26日 KOREA WAVE】韓流グループ「BIGBANG」のメンバー兼ソロ歌手G-DRAGON(本名・クォン・ジヨン)氏(35)に薬物使用疑惑が浮上したが、「嫌疑なし」として検察に送致は見送られた。

G-DRAGON氏の新たな所属事務所であるギャラクシーコーポレーションのチョ・ソンヘCESGO(最高ESG責任者)は21日、ソウル盤浦洞(パンポドン)のホテルで「クォン・ジヨン氏と薬物関連でいかなる疑いも関連がないことを公式に申し上げる」と語った。

チョCESGOは「クォン・ジヨン氏はこれまで多くの推測や歪曲されたうわさで攻撃され、ひどい被害に遭った。これを機に無実だった人物が再び日常に戻れるように、薬物関連の報道をやめるよう要請する」と話した。

◇無分別な悪質コメント

事件が終結した今までも依然として無分別な悪質コメントや憶測にクォン・ジヨン氏がさらされているという。

チョCESGOは次のように警告している。

「今は(悪質な書き込みをしたネットユーザーが)各自責任ある行動をとる時だ。28日午前0時までに、インターネット上に出回っている悪質な書き込みや虚偽事実の流布など、名誉毀損の掲示物を削除して訂正してほしい。以降は、容赦なく強力な措置で対応する」

そのうえでチョCESGOは「今後はクォン・ジヨン氏のように無実の人が被害に遭わないようにしてほしい。韓国社会で薬物がどれほど深刻な問題なのか、もう一度関心を持つこともできた。私たちがすべきことを考えたい」と述べた。

◇薬物撲滅・根絶で公益活動

来年上半期に新たなアルバムを発売する予定のクォン・ジヨン氏は、今後アーティストとしての仕事に集中する予定だ。「来年からは公益活動など新たな計画も考えている」とし、「自分を信じてくれた方々、ファンに感謝する」と話した。

クォン・ジヨン氏の薬物疑惑を初めて提起した風俗店の女性室長とは、いかなる関係もないことにも改めて触れ、「女性室長とクォン・ジヨン氏は全く関係がない」と強調した。

来年予定している公益活動は、薬物撲滅・根絶に関連するものだ。この日の記者会見に参加しなかったクォン・ジヨン氏は、ギャラクシーコーポレーションのオ・ヒヨン理事が代読した手紙の中で、薬物・不平等・不公正をなくすための財団を作ることを宣言した。

クォン・ジヨン氏は、今回の芸能界薬物事件に思いがけず巻き込まれた形だが、「1年平均の薬物事犯が2万人に達し、青少年薬物事犯が恐ろしく増加した事実、治療機関で治療を受けられる人は2万人余りのうち500人にも満たないという現実を知った。だから、私は行動しなければならないと考えるようになった」と明らかにした。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News