4足歩行ロボット「ビジョン60」=ゴースト・ロボティクスホームページキャプチャー(c)news1
4足歩行ロボット「ビジョン60」=ゴースト・ロボティクスホームページキャプチャー(c)news1

【12月25日 KOREA WAVE】韓国防衛産業企業が世界最大の米国の防衛産業市場を狙って現地企業を買収したり、米軍事業に参加するなどの方法で進出を試みている。現在交渉中の米韓相互国防調達協定が結ばれれば一層弾みがつくとみられる。

LIGネクスワンは今月8日、米フィラデルフィアのロボット開発・製造会社「ゴースト・ロボティクス」の持ち分60%を3150億ウォン(約346億円)で買収すると公示した。米国に設立した特殊目的法人に1877億ウォン(約206億円)を出資し、残りは韓国投資プライベートエクイティが設立する私募ファンドなどで調達する。

ゴースト・ロボティクスは4足歩行ロボット「ビジョン60」を生産する業者だ。ビジョン60は監視、偵察、捜索など軍用に開発され、米空軍はもちろん英国軍も10台導入している。

ハンファ・エアロスペースは、独自開発した多目的無人車両「アリオン・スマット」について、米国防総省と事業契約を締結。米ハワイ海兵隊訓練場で性能試験に入った。試験評価を成功裏に終えれば、米国防総省が事業を推進するか決める。

また、韓国航空宇宙産業はロッキードマーティンと協業し、米海・空軍の訓練機事業への参入を狙う。事業規模は計500機余り。成功すれば海外市場で1300機以上の販売が期待されるという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News