【12月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)の保健当局は23日、イスラエル軍の攻撃により同地区全体で過去24時間に201人が死亡したと発表した。一方、イスラエル軍は兵士5人が死亡したとしている。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)は前日、ガザへの人道支援の拡大を求める決議を採択。そうした中、イスラエル軍は空陸でイスラム組織ハマス(Hamas)掃討作戦を一段と強化している。

 ガザの保健当局は23日、イスラエルとハマスの軍事衝突が始まって以降の犠牲者数が2万258人となったと発表。大半は女性と子どもだとしている。ガザは広い範囲が廃虚と化しており、200万人近くが避難民となっている。

 一方のイスラエル軍は、兵士5人が新たに戦闘中に死亡したと発表。地上作戦を開始した10月27日以降、軍の犠牲者は144人となったと明らかにした。(c)AFP/Adel Zaanoun with Shatha Yaish in Jerusalem