【12月22日 AFP】フランスの裁判所は21日、同国リーグ1・パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)前監督のクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)氏(57)が、ニース(OGC Nice)の指揮官時代にハラスメントや人種差別をしていた疑惑に関し、無罪判決を下した。

 仏検察は先日、ガルティエ氏がイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」やイスラム教徒の選手に関して差別発言を行っていたとして、執行猶予付き禁錮1年と重い罰金刑を求刑していた。しかし、ニース(Nice)の裁判所は、両件について同氏の罪を問わないとの判断を下した。

 この日は出廷しなかったガルティエ氏は、6月にPSGを退団したが、そのわずか4か月後にカタール1部リーグのアル・ドゥハイルSC(Al Duhail SC)の監督に就任した。(c)AFP