中国内陸部で地震、116人死亡 氷点下で救助活動
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【12月19日 AFP】中国内陸部で18日深夜、強い地震があり、建物の倒壊などで少なくとも116人が死亡した。現地メディアが19日、伝えた。気温が氷点下となる中、現在も救助活動が続いている。
米地質調査所(USGS)によると、マグニチュード(M)5.9 の地震が、現地時間午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)に発生。震源地は甘粛(Gansu)省の省都、蘭州(Lanzhou)の南西約100キロの地点で、青海(Qinghai)省との境近く。震源の深さは浅かった。新華社通信はM6.2と報じた。
甘粛省当局によると、同省では少なくとも105人が死亡し、400人近くが負傷した。
一方、中国中央テレビ(CCTV)は、隣接する青海省の海東(Haidong)では11人が死亡、100人が負傷したと伝え、地震で崩れた石造りの民家や散乱する家具などを捉えた被災地の映像を公開した。
習近平(Xi Jinping)国家主席は、捜索・救助活動に「全力で」当たるよう救助隊員らに求めた。また被災地は標高が高く、気温は氷点下になるため、二次災害に注意するよう呼び掛けた。CCTVが報じた。
現地では、比較的弱い複数の余震が観測された。(c)AFP